新しい世界で生きることを目指しましょう

①幸せに生きる方法②幸福の達人③幸せになる方法

これは日本の売れている本のランキングのベスト3を表しています。 

人はみんな幸せになりたいとか、どうすれば幸せになれるのだろうと思い、

色々検索してみたり、人生に色々な目標を掲げたりします。

それであるサイトで「幸せ」「本」と検索すると5万件以上がヒットします。

日本の事例を考えましたが、世界的なランキングではどうなのでしょうか? 

世界で最も売れた本ランキング、世界で1番売れた本読まれた本と検索すると、

聖書と出てきます。

また幸せのガイドブックとしても、聖書が世界中で読まれているという事実があります。

では本当に聖書を読んで幸せになれるのでしょうか?

聖書に幸せになれるヒントというものはあるのでしょうか?

聖書は本当に幸せになるためのヒントをこのように教えています。 

「そうすれば彼らは,いわば宝を蓄え,将来のための良い土台を築いて,

 真の命をしっかり捉えることができるでしょう」。

 (テモテ第一6:19)

将来のために「真の命」という素晴らしい目標を持つようにと聖書は勧めています。 

昔に比べて医療は格段に進歩して、命を伸ばすことができるようになりました。 

それでも平均的に70年80年で人は亡くなります。

でも聖書が教えているこの新しい世界では、いつまでも生き続けられます。 

平和の美しい楽園で、健康でそして幸せにいつまでもつまり永遠に生きられます。 

聖書はそういう人生を「真の命」と言っているのです。

新しくなった世界で永遠にいつまでも幸せに暮らせるようになる。

聖書が世界中で読まれ、幸せのガイドブックと言われるのも

尤もなことと言えるのではないでしょうか。

新しい世界で生きることを私たちが目指すのはどうしてなのでしょうか?

1つ目の理由として、今の生活がより充実したものになります。

新しい世界で生活することを鮮明にイメージして今の生活を送るならば、

家族がもっと仲良くなり、穏やかな気持ちで心地よい暮らしができます。

「あなたを救う方,イスラエルの聖なる方,エホバはこう言う。

 『私エホバは,あなたの神である。

   あなたのためになる生き方を教え,あなたを導いて正しい道を歩ませる』」。

 (イザヤ48:17)

エホバという神様が、ためになる生き方や歩むべき道を教えるとあります。

今の世の中で生活していると、仕事や対人関係また経済的なことなど、

本当に多くのストレスを抱えることがあります。

自分自身や家族の病気そして色んなトラブルに遭うことも、 

本当に悲しいこと辛いことに直面するということもあります。

エホバという神様がどういう状況に置かれても、

あなたのためになる生き方を聖書を通して教えてくださるのです。

ストレスになることにどう向き合ったら良いか、 

どうしたらストレスをもっと軽減できるのか、

対人関係でどうしたらもっとうまくやっていけるのか、 

トラブルを回避するために何ができるのか

ということについて、実際的なアドバイスを聖書の中に入れています。

それで聖書を知ると、自分にとって本当にプラスになります。

新しくなった世界で生きるのを目指すことに価値があると言える2つ目の点は、

将来最高の暮らしを送れるということです。

聖書は近い将来、新しい世界で1人1人が家を建てて住み、

尽きることのない寿命を手にして、ストレスフリーの環境下で働く喜びを存分に味わい、平和に暮らせるということを約束しています。(イザヤ65:21-23)

ですから、今の滅びゆく世の中で富やまた名声をどんなに追求したとしても、

それは最終的に無意味なものとなってしまいます。 

(さらに…)

家族のコミュニケーション どうすれば良くなりますか

家族が幸せになるために必要なもの、それは何でしょうか?
それは、敬意を込めて親切に本当の気持ちを伝え合うことです。
しかし近年では、不仲ではないけれども、家族との会話が続かない家庭が多くなっているようです。
皆さんの家庭ではどうでしょうか?

家族がコミュニケーションを取りにくくなる理由は色々あります。
例えばスマートフォンや電子機器に夢中になっていて、
とても良いコミュニケーションが取れる雰囲気ではありません。
他にも、忙しすぎて話す時間がないという場合や、
あまり話すことが好きではないという性格の問題もあるかもしれません。

「家庭は知恵によって築き上げられ,識別力によってしっかりする」。
(格言の書24:3)

知恵の源であるエホバの言葉聖書が勧める通りに行っていくならば、
家族のコミュニケーションというのは良くなっていき、絆が強まっていきます。
聖書の中にはどのような知恵が含まれているのでしょうか?
今日は夫婦親子家族という3つの分野で考えてみましょう。

まず夫婦のコミュニケーションについて考えてみたいと思います。

一般的に男性と女性のコミュニケーションのスタイルというものは異なります。
聖書の創世記2章18節によると、
エホバ神は女性を男性を「補って助ける」人として造られました。
個人差はありますが、一般に女性は
自分の気持ちや他の人のことや人間関係について話すことが好きで、
温かい親密なコミュニケーションを大切にします。
それによって自分が愛されていることを実感することができます。
一方多くの男性は、自分の気持ちではなくて何かの活動、
生じている問題、解決策について話すことを好みます。
そうすることによって、自分は役立っている、頼りにされていると感じることができます。
そのようにして妻から敬意を示されたいとも思っています。

イギリスのある女性は
「夫は私の話を聞くよりもすぐに問題を解決したがります。本当にイライラします。
話を聞いて私の気持ちをわかってくれるだけでいいのに」と述べています。
またある夫は「私には妻の問題を何でもすぐ解決したがる
傾向がありました。でも、妻はただ話を聞いてほしかったのだ
ということがわかりました」と言います。
同じように感じている夫や妻というのは多いかもしれません。
では妻が愛されていると感じるように、
夫の皆さんはどのようなことができるのでしょうか?

「同じように,夫の皆さん,知識に基づいて妻と暮らしてください。
 女性はより繊細な器ですから,妻を大切にしましょう。
 妻たちも皆さんと一緒に,命という惜しみない恵みを受けるのです。
 妻を大切にするなら,祈りが妨げられることはないでしょう」。
  (ペテロ第一3:7)

女性が「より繊細な器」であると述べられています。
本当に大切にしていることがわかる仕方で、
妻の話を聞いてあげたいと思います。
洞察力のある夫は、
妻の気持ちを汲み取ってそれに応じて接し方を変えるように努めます。
妻の考えや気持ちが自分にとても大切だということを示すことによって、
妻を安心させることができます。

「適切な時に話される言葉は,銀の器の中の金のリンゴのようだ」。
(格言の書25:11)

(さらに…)

人類に贖いが必要なのはなぜか

米国ペンシルバニア州ピッツバーグ近くの炭鉱で,突然大規模な出水事故が発生し,
9人の作業員が地下70㍍の狭い空間に閉じ込められましたが,
幸いなことに3日後,無事に救出されました。
どのようにしてでしょうか?
炭鉱の地図とGPSを頼りに,救助隊がドリルで直径65㌢の穴を開け,
カプセル型のかごを作業員たちの所まで降ろしたのです。
一人ずつ,そのかごで地上に引き上げられ,迫り来る死から救い出されました。
全員,生還を喜び合い,救助隊に感謝しました。

私たちは、この9人の作業員のような経験をすることはないと思います。
でも、人類全体は同じような救出を必要としています。
それは罪と死からの救出です。
私たちは世界中どこに住んでいても、どれほど健康に気を配っていても、
どれほど最新の医療を受けることができていたとしても、老化と死を免れることはできません。
でも聖書を調べると人間の老化と死は、初めからそうなっていたわけではありません。
ではなぜそうなってしまったのでしょうか?
原因はどこにあるでしょうか?

「1人の人によって人類に罪が入り,罪によって死が入り,
こうして,全ての人が罪人になったために,
死が全ての人に広がったように―」。
(ローマ5:12)

「1人の人」アダムによって人類にまず罪が入りました。
罪によって死が入って、死が全ての人に広がったと説明されています。
例えると、黒いシミのついた紙を刷ると、例外なく黒いシミが残ります。
同じようにアダム以降の全ての子孫は、言わばアダムのコピーで黒いシミを持っているというわけです。
その黒いシミは元の原稿アダムと同じもので、それを聖書は罪と呼んでいます。
アダムが罪を犯した結果、老化と死はそれ以降の人類に対して絶対確実なものになりました。

私たちが受け継いだ罪が解消されれば、老化と死はなくなるのではないでしょうか?
人類はある備えを活用することによって、罪の許しが得られて、
いつまでも生き続けることが可能になる基盤が据えられます。
その備えというのが、エホバが設けてくださった贖いというものなのです。

アダムが罪を犯した結果、贖いが必要になりました。
愛情深いエホバは、炭鉱事故の救助隊のように、イエスを遣わしてとして贖いとなるようにされたのです。
イエスが罪を持つ人類と引き換える贖いとして死なれたことは、
真のキリスト教の土台となっています。
でも真のクリスチャンだとしても、
その教理を述べる聖句を挙げたり、説明したりすることのできない場合が多いようです。
私たちは、この教理を理解するだけではなく説明できなくてはなりません。

贖いとは何なのでしょうか?
誰が贖いを備えるのでしょうか?
誰に贖いが支払われるのでしょうか?
贖いの益にはどのようなものがあるでしょうか?
順番に考えていきましょう。

今日キリスト教世界の僧職者で、贖いの教理を聖書の教える通りに信じている人は少ないようです。
彼らはなぜ贖いを退けるようになったのでしょうか?

「私が去った後に圧制的なオオカミが皆さんの間に入り込んで
群れを優しく扱わないことを,私は知っています。
そして,皆さんの中からも,弟子たちを引き離して
自分に付かせようとして
曲がった事柄を言う者たちが現れます」。
(使徒20:29,30)

この圧制的な狼というのは、羊の群れをかき乱す背教者のことです。
この背教者はどこから来るでしょうか?
「皆さんの中から」現れると書いてあります。
会衆内から生じた背教者が、腐敗的で歪んだ見解を会衆内に浸透させていきました。

(さらに…)

ノアの大洪水から学べること

航海日誌は船の運航に関する記録のことで、船の種類や大きさ、進路、速度、その日の天候、突発的な出来事が生じた時の時刻、乗組員の交代や船が立ち寄る場所などを、航海中は継続的に記録し続けていくことが法的定めによって義務付けられているものです。

ですから、嘘偽りなく書く必要があります。

この日誌を見るならば、その船はどのような経路をたどったのか、どんなことがあったのかが一目で分かるようになっています。

聖書中にも航海日誌と似たようなものがあります。皆さんがお持ちの聖書の中に、ノアの出来事が書かれています。

でもこの聖書に書かれていることは神話だとか物語だと述べる方が多くいます。実際にはどうなのでしょうか?

聖書の記述は全て真実で信頼できるものと言えます。それには数々の証拠があるからです。

例えば、ノアの洪水に関する出来事は創世記に書かれています。

創世記6章から書かれていますので、そこをどうぞご覧ください。nolog.link/s/8NU9hJ

7章11節を見ますと、ノアが600歳だった第2の月の17日に天の水門が開いたとあります。この日に洪水が始まったのです。12節を見ますと、それが40日間続いたこと、13節では息子の名前、また妻たち3人も一緒だったことが書かれています。15節を見ますと、あらゆる生き物が2匹ずつ箱船に入れられたことが分かります。

8章4節では第7の月の17日にアララトの山地に止まったこと。13節ではノアが601歳だった年の第1の月の1日に水がはけていたこと。こうしたことが事細かく載せられています。

起こった出来事、箱船の状態、日付や時間的要素など本当に事細かく載せられています。筆者であるモーセがこの出来事を、実際の出来事と見なしていたことを強調していることがわかります。

ですから航海日誌同様に聖書に書かれていることは、嘘偽り、神話的な作り話などではなく、実際に起きた出来事だということができます。

もう1つ証拠があります。目撃証人がいるという点です。それはイエス・キリストです。

聖書によるとイエスは地上に来る前に天で存在しておられました。イエスはエホバと一緒に全てのものを創造されました。ですから、ノアの時に起きたこの一連の出来事も目撃していたのです。

その証拠に、マタイ24章38、39節の中でその当時の状況が書かれています。

「洪水前のその時代,ノアが箱船に入る日まで,人々は食べたり飲んだり,結婚したりしていました。そして,洪水が来て全ての人を流し去るまで注意しませんでした」。

イエスが実際に見ていたので、当時の人々の状況をよく把握していたことがわかります。

他にも証拠があります。

この大洪水は世界的規模で生じていることから、ある土地にしかいない動物が洪水によって死にそれが流され、違う土地の地層の中から化石として発見されています。

さらには世界中で語り継がれている洪水伝説も、その内容のほとんどが聖書の記述と一致しているのです。例えば、少数の生存者のための避難所があったことや、そのほかの命が水によって滅んだこと、人類の種が保護されたことなどです。

こうした数々の証拠からも、このノアに起きたこの大洪水は実際の出来事と確信することができます。

これは本当に重要なことです。今の時代の私たちにも大いに関係している事柄だからです。

なぜこのノアの記述と今の私たちが関係しているのでしょうか?どのように関係しているのでしょうか?

目撃証人であるイエスは、当時の人々の行動の故に洪水を起こしたということを述べていました。

「人の子の臨在の時はちょうどノアの時代のようになります」。(マタイ24:37)

(さらに…)

理不尽な目に遭ったらどうすればよいか


ある1人の男性はこのように述べました。
「私たちは国土を一方的に奪われた。動物も縄張りを守るために戦うのであれば、自国の領土と権利のために戦うのは当然だ」。
この男性は小さい頃から難民キャンプを転々として、家族や周囲の人たちは残酷な不当な仕打ちを受けてきたので、このように感じて武装グループに入るという決断をしました。

世界中で同様な事柄がたくさん起きています。
理不尽な事柄に対する怒り、それに対する復讐さらに暴力が加わって、連鎖の輪を作っています。
近年でもパレスチナやウクライナであったり、 様々な宗教に絡んでテロ行為が生じることも、背景には理不尽な目に遭っていると感じている人が多くいます。

聖書では特に現代さらに拍車がかかることも預言されていて、
自分や金を愛し「自制心がなく、乱暴で、善いことを愛」さない者が多くなって、
地球上が「危機的な」状況に陥るとさえ述べています。
(テモテ第二3:1-3)
ですから私たちも、様々な理不尽な事柄を行う人たちの悪影響から逃れることはできないとはっきり言うことができます。
例えば人種とか国籍とか宗教とか住んでいる地域や経済格差が、
人を不当に差別したり気をつけたりして、理不尽だという思いを募らせている人たちが沢山います。
私たちもそういった事柄を今までの人生の中で味わってきたことがあるかもしれません。

では、私たちはどうしたらいいのでしょうか?
怒りを宿して復讐心に燃え、暴力に打って出ることは正しいのでしょうか?

この点を考える上で、重要な事柄を心に留めておくことが必要です。
理不尽な目にあったとしても、私たちは1人ではないということです。
理不尽な事柄に目を留めてくださっている方がいるということを私たちは心に留めておく必要があります。

例えば、私たちが町で何か物を盗まれたとしましょう。
でも私たちは1人ではありません。
警察がいて司法があって、それが私たちの代わりに問題を正してくれるということが行われています。
同様に理不尽な目に遭ったとしても、
私たちがその事柄に対して反応し復讐しなければいけないという訳ではないことを心に留めておく必要があるのです。

「ほんのもう少しすれば悪人はいなくなる。
彼らがいた場所を見ても,もういない。
しかし,温厚な人は地上に住み続け,
豊かな平和をこの上なく喜ぶ」。
(詩編37:10,11)

不公正なこと理不尽なことをする人々は、地球上どこを見てももう居なくなると述べています。
どうしていなくなるのでしょうか?
政治的な行動によってでしょうか。
抗議活動やテロ行為といった実力行使によってなくなるのでしょうか。

文脈をずっと辿ってみると、理不尽な目に遭った人たちに対して、
怒りを捨て激怒しないように、腹を立てて復讐して悪を行わないようにという記述に目を留めることができます。
(詩編37:1,7,8)
理不尽なことをする人たちを処罰するのは、私たちでないことがわかります。
では、誰なのでしょうか?
文脈を見ると「あなたの道をエホバに委ね,神に頼れ。神があなたのために行動してくださる」と書かれています。
(詩編37:5)
私たちではなく私たちに寄り添っておられる神が代わりに行動してくださることについて言及されています。
エホバが理不尽な事柄に対して行動を起こされるということは、私たちにとってとても安心できることだと言えます。

(さらに…)

最高に幸せな家族になるために今できること

聖書の創世記には、宇宙や地球や生物が造られた時のことが簡潔に説明されています。
エホバが造ったものはどれも本当に素晴らしいのですが、 その中でも人間は特別でした。

「神は言った。『私たちに似た者として人を造ろう。
 そして人に,海の魚,空を飛ぶ生き物,家畜,地面を動くあらゆる生き物を治めさせ,地球を世話させよう』。
 それから神は人を自分に似た者,神に似た者として創造した。
 男性と女性を創造した。 神は2人を祝福し,こう言った。
 『子を生み,増えて,地上全体に広がり,地球を管理しなさい。
 また,海の魚,空を飛ぶ生き物,地上を動くあらゆる生き物を治めなさい』」。
  (創世記1:26-28)

神は地球を生命が維持できる美しい住まいとして
まず整えてから、地上における業の最高潮として
最初の人間の家族が誕生したことを示す記録です。

神は地に人を満たすため、完全な人間を沢山造ってから
配置するという方法は取りませんでした。
神はアダムを最初に創造してから、補って助ける者として
女性のエバを創造するという方法を取りました。
次いでその2人を家族にして、
自分たちの子孫を満たす機会を与えになります。
2人は欠陥のない状態で楽園を広げて、
地球全体を楽園とするのです。

神はこの時、人類が1つの幸せな家族として地球を管理し
そこに住むことを思い描いておられたということです。
ですから、家族の中で味わうことができる幸せは、
神からの贈り物ということが言えます。
その贈り物は現在、幸せをもたらすものとなっているでしょうか?

2019年の厚生労働省の調査によると、
婚姻件数が約60万件に対して、離婚件数は約21万件。
3組に1組が何らかの理由で離婚したという状態です。
神が思い描いていたものと違って、不幸な人々が多いのはなぜでしょうか?

実は神が人間夫婦に与えた贈り物を横取りする存在があるのです。
悪魔サタンは最初の人間夫婦をたぶらかし、
エホバ神からのその贈り物を正しく扱うのではなくて、
自分たちで行動した方が楽しいよと勧めたわけです。
2人がこの勧めに乗っかってしまって、
エホバからの贈り物を騙し取られてしまったということです。

「善悪の知識の木の実は,食べてはならない。
それを食べた日にあなたは必ず死ぬからである」。
(創世記2:17)

そのおきてに背くならば死ぬことになりました。
もちろん、アダムはそのことを理解していました。
のちに妻になるエバにもそのことを伝えたに違いありません。
そこへサタンがエバに近づきます。
自分たちで考えて行動した方が楽しいよ。その実を食べてごらん。
その実を取って食べてしまいます。
エバはその実をアダムにも勧めました。
アダムは最初は断りましたけども、結局食べてしまいました。
神の道理にかなった命令に違反してしまったということです。
神を悲しませるという態度を示してしまいました。
どんな結果になったでしょうか?

「このような訳で,1人の人によって人類に罪が入り,
 罪によって死が入り,こうして,全ての人が罪人になったために,
 死が全ての人に広がったように―」。
 (ローマ5:12)

アダムが子供を設けたのは、罪人になった後だったので、
罪とその影響が全員に伝わってしまうことになりました。
もちろん子供たちはアダムのように神に違反したわけでは
ありませんので同じ罪に問われるということはありませんが、
罪を受け継いで、罪と死はずっと支配的な影響を及ぼしてきたということです。

(さらに…)

世界中で行われるイベントのお知らせ

今年もかなり暑くなってきましたが
どのように過ごされていますか?

悲しいニュースが溢れていますね。
悪いニュースを聞くと
つらい気持ちになりますね。
慰めとなる良いニュースが
あったらいいと思いませんか?

世界の状況が悪化していても,
何百万もの人たちが将来への希望や
安心感を持っています。

「民の全てにとって大きな喜びとなる良い知らせ」「あらゆる国や民族や言語や種族の人々に伝える,永遠の良い知らせ」について知って信じているからです。


・どんな良い知らせですか?
・信じられるのはなぜですか?
・どのようにわたしたちのためになりますか?


どうぞ、
2024年エホバの証人の大会
「良い知らせを広める」
にお越しください!

最寄りの会場と日時、
プログラムと紹介動画を
こちらからご確認いただけます。

https://www.jw.org/finder?wtlocale=J&docid=1011230&srcid=share

新しい世ーどんな人が入れますか

次のような場面を想像されてみてください。
あなたは今働いています。
これがあなたが今勤めている会社です。
モラハラパワハラは当たり前、サービス残業で毎日のように扱き使われています。
人間関係は良くなく業績は下がる一方で給料は安い。
問題が山積みです。
仕事を変えたいなと思っていますが、今のご時世転職もままなりません。
仕事があるだけでもありがたいかなと考え働いている状況です。
向かいに大きなビルがあります。たくさんの人が毎日出入りしています。
その人たちはみんな楽しそうで、いつもニコニコして幸せそうです。
仕事の遣り甲斐がありそうです。
なんでうちの会社はこうなんだろうと溜息をつきます。

ある日、あなたが仕事をしていると来客があります。
向かいの会社の人事担当者が会いに来ました。
その人はこう話を切り出します。
「実はあなたのことをずっと調べさせて頂いておりました。
あなたは人柄もよく、仕事態度も真面目で熱心で、
我が社にふさわしい人材なのではないかと感じております。
転職をご検討いただけないでしょうか」。
さあ、どうされますか?
あなたはこのチャンスを掴んで転職を決意されますか。
それとも慣れ親しんだ企業に留まるでしょうか。

私たちが今生活しているこの世界全体はブラック企業のようです。
悪いことが沢山起こります。
人の心は荒んでいく一方です。

ブラック企業が生まれるのは、
企業の体質に問題があるからに他なりません。
この世界に問題が山積みなのは、この世界の体質に問題があります。
会社の場合、往々にして問題の根源は経営陣にあります。
この世界も同じです。
悪魔サタンという見えない存在がこの世界を牛耳っていると聖書は説明しています。

悪魔の存在は信じない方もいますね。
でも考えてみてください。
大きな会社で働いていれば、直接1番偉い人と会うことはないかもしれません。
あたかも見えない存在です。
ではその会社が良いか悪いかはどうすれば分かりますか?
自分の部署の直属の上司や身の回りにいる人たちを見ると、
会社の体質がなんとなく分かるのではないでしょうか。
悪魔がこの世界を牛耳っているとするならば、
悪魔の存在を信じないとしても、この世界の実際の力を持っている人たちを観察することで、
この世界がどういう世界なのかある程度理解できるのではないでしょうか。
聖書はこの世界を支配している人たちがどんな支配を行っているかということもはっきりと述べています。

「私はこの全てを見た。
地上で行われた全てについて真剣に考えた。
これまでずっと,人は人を支配し,
人に害を及ぼしてきた」。
(伝道の書8:9)

世界の支配者たちが皆悪人だと言っているわけではありません。
例えばあなたの部署の直属の上司は、人はとてもいいかもしれません。
でも管理能力がゼロなら会社にとってはマイナスでしかありません。
同じようにこの世界の支配者たちは、問題を解決しようと真剣に誠実に努力しているかもしれません。
でも問題は,その解決の方法を知らないということではないでしょうか。
誰からも教えてもらえないので、自分たちで考えて決めるしかありません。
人間には限界がありますので決定を間違えて、
問題が解決するどころかますます悪くなっているような状況ではないでしょうか。
あたかも世界全体がブラック企業であるかのようです。
この世界は悪魔によって牛じられていると聖書は述べています。

(さらに…)

神を信頼できるのはどうしてか

私たちは自分や自分の周りで起きている辛い出来事やニュースを聞くと、
これからどうなるのだろう、どうしたらいいのだろうと確実なアドバイスを求めるのではないでしょうか?
信頼できるよく知っている家族や友人にアドバイスを求めるかもしれません。
しかし世の中にはその逆で、人を信頼できないと感じている人々も大勢おられます。
なぜならば信頼しているとしても裏切られたり、また信用できない人が本当に多くいるからです。

そういった状況の中にあっても、
もっと確実な信頼できるアドバイスを与えてくださる方がおられるということを、
私たちは聖書から知ることができます。

「心を尽くしてエホバに頼れ。自分の考えに頼ってはならない。
 どんな道を行く時にも神のことを考えよ。
 そうすれば神が真っすぐに進ませてくださる」。(格言の書3:5,6)

不確かな人間ではなく、神であるエホバがご自分に頼るようにと勧めています。
では、エホバはどれほど信用できるのでしょうか?
頼ってよい方なのでしょうか?
エホバへの信頼をどのように示すことができるのでしょうか?
そのことを今日は考えていきたいと思います。

エホバを信頼できると言えるのはどうしてなのでしょうか?
エホバの性質についてしっかりと知って理解しているのならば、
エホバに頼れるという確信を持つことができます。
エホバには沢山のご性質があります。
そのうちのいくつかにポイントを当ててみたいと思います。

「天を見上げてみなさい。誰がこれらの物を創造したのか。
 星の軍勢を数え上げて率いている者である。
 その者は全ての星を名で呼ぶ。
 膨大な活力と驚異的な力を持っているので,一つとして欠ける星はない。
  …地の果てから果てまでを創造したエホバは,永遠にわたって神である。
 疲れ果てることも,弱ることもない。その理解力は計り知れない。
 神は疲れた人に力を与え,弱った人にみなぎる活力を与える」。
  (イザヤ40:26-29)

人は宇宙の星を全て数えることはできません。
科学者たちが一生懸命天の星を様々な望遠鏡で調べるとしても、調べ尽くすことができません。
天の川銀河1つを取ってみても、4000億個の恒星があると言われています。
その星1つ1つに名前を付けておられるということから、
エホバは命のない創造物にも深い関心を持っておられることが分かります。
そうであれば、愛に動かされて仕える人間に対しては、
はるかに深い関心を持っておられることを理解できるのではないでしょうか。

またエホバがどれほどの力を持っておられるかを感じることができます。
太陽は、世界中の人が必要とする20万年分のエネルギーを
毎秒放出していると言われています。
天体1個でさえ、途方もないその力を発揮させているエホバが、
それよりもエネルギーを持ったものを宇宙には沢山創造しておられて、
そのエネルギーを供給しておられます。

エホバがどんな問題でも乗り越えることができる力を持っておられるということを知ることができるのではないでしょうか。
これを考えてみると、砂にも等しい私たち人間にも必要な力を必ず与えてくださるという確信を持つことができます。
この無限の力があるので、
いつでもどんな状況でも私たちが助けを求める時に助けてくださるという保証を与えてくださっています。
力というエホバの性質を考えるだけでも、
頼れるすごい存在であるということを理解できるのではないでしょうか。

(さらに…)

悪魔にしっかり立ち向かう

悪魔については色々な見方があります。
多くの人は悪魔が実際に存在するとは考えていません。
日本人もそう考えている人が多いようです。
ある世界大手の世論調査会社が主要26カ国を対象に行った国際宗教調査によると、
日本人で悪魔を信じる人の割合は20パーセントほどだったそうです。
これは26カ国のうち2番目に低い数字でした。
因みに神の存在や神のような高い次元の力の存在を信じる
と答えた日本人の割合は19パーセントで最下位だったそうです。

今日の講演では悪魔にしっかり立ち向かうというテーマで考えていきます。
このテーマから分かることは、悪魔は私たちの敵であり、
私たちは悪魔と戦っているということです。
どんな戦いの場合も知っておかなければならないことが3つあります。
まず1つ目は、敵を知るということです。
2つ目は、敵の策略を知るということ。
3つ目は、自分の身を守る方法を知るということです。
この3つとも聖書から知ることができます。

敵を知ることについて考えていきましょう。
聖書は、悪魔が目に見えない邪悪な天使だと教えています。
ヨハネ8章44節を見ると「その者は…真理から離れ」たとあります。
つまり最初は良い天使だったのが、神に反逆して邪悪な天使になってしまったということです。
啓示12章9節では「悪魔」の名前が「サタン」と呼ばれています。
この名前には「反抗する者」という意味があり、悪魔にぴったりの名前がつけられています。

この悪魔サタンの登場シーンを聖書から見てみましょう。(創世記3:1-5)
自分の正体を隠して蛇を使ってエヴァと会話をしているという場面です。
4節と5節を見ると、エヴァに嘘をついて間違った考えを持つよう仕向けました。
ほんの短い会話の中でエヴァを騙してエホバに反逆させることに成功したのです。
このように自分の正体を隠して相手を騙すというのがサタンの常套手段です。
後に一部の天使たちもサタンに加わり、神に反逆し邪悪な天使になってしまいました。

では実在しているこの悪魔は、私たちにも何か影響を与えることができるのでしょうか?

「私たちが知っている通り,私たちは神から出ていますが,
 全世界は邪悪な者の支配下にあります」。(ヨハネ第一5:19)

世界には、アメリカにもロシアにも中国にも支配者と呼ばれる人たちがいます。
でも聖書は、それら支配者たちの上に君臨する全世界の支配者が存在することを教えています。

サタンはどのように世界中に影響を与えていくのでしょうか?
特に人々に対して強い影響力を持つ組織を使って、人々を惑わそうとします。

政治は、人間の政府によって世界の問題を解決できると思わせようとしています。
商業体制は、たくさんのお金やものがあれば幸せになれると思わせようとします。
そして宗教は、神についての嘘や偽りの教えを広めて、人々をエホバから引き離そうとしています。
このように政治と商業体制と宗教は、
実は人々の注意が神とその王国に向かないように仕向けるという共通の目的を持つ共同体であることになります。
サタンはエデンの園でエヴァに対してしたように、
自分の正体を隠し黒幕として世界中の人々を惑わしていますが、
聖書はこの悪魔の正体を暴露しているということになります。

ではこの敵の正体を知っているだけで大丈夫でしょうか?

「頭がさえた状態を保ち,油断なく見張ってください。
 敵である悪魔が,ほえるライオンのように歩き回って,
 誰かをむさぼり食おうとしています」。(ペテロ第一5:8)

悪魔がむさぼり食おうと歩き回っている、言い換えれば私たち人間をエホバから
引き離そうと躍起になっているということです。
神の心を喜ばせたいと思う人にとって、悪魔は本当に危険な存在です。

すでに学んだように、悪魔は邪悪な天使なので
私たち人間がまともに戦って勝てる相手ではありません。
でも聖書は、私たちにもできることについて次のように教えています。

「ですから,神に従ってください。
 悪魔に立ち向かってください。
 そうすれば,悪魔は逃げ去ります」。(ヤコブ4:7)

私たちが悪魔に立ち向かうことがどうしてできるのでしょうか?

「私たちがサタンに付け込まれないようにするためです。
私たちはサタンの手口を知らないわけではありません」。(コリント第二2:11)

サタンの手口を知っていれば、付け込まれないようにできるということです。
聖書は悪魔が使う策略を明らかにしているので、
私たちは悪魔に立ち向かうことができます。
サタンが用いる策略のいくつかと、
自分の身を守る方法について聖書から調べていきましょう。

3つの策略について取り上げます。
まず1つ目の策略は、物質主義の罠です。

物質主義とは、エホバや聖書のことではなく
物やお金のことばかり考えるということです。
いつの時代にも、お金や物には人を夢中にさせる強い力があります。
それを知っていたイエスは、次のように警告したことがあります。

「誰も2人の主人の奴隷にはなれません。
 一方を憎んで他方を愛するか,一方に尽くして他方を軽く見るかです。
 神と富との奴隷にはなれません」。(マタイ6:24)

富が主人に、人間が富の奴隷になってしまうことがあると警告しました。
もしこうなってしまうと、サタンがこの人をエホバから
引き離すのは簡単なことではないでしょうか。
それで私たちは物質主義に陥らないように気を付けたいと思います。
1978年の年鑑9ページでは次のように定義されていました。

「物質主義とは何であれ一個人とその人のエホバに対する崇拝との間に
立ちはだかるものであると言われています。
ですから,必ずしも高価な車,これ見よがしの家,
あるいは多額の銀行預金が問題なのではありません。
人の時間や注意を奪って,当然エホバに帰すべき崇拝を
ないがしろにさせるものなら何でも問題になり得るのです」。
https://www.jw.org/finder?wtlocale=J&docid=301978001&srctype=wol&srcid=share&par=23

それでどんなものが自分にとって多くの時間や注意を
奪いかねないかということを考えていくようにしましょう。
例えば、お金、仕事、趣味、健康、美容、スポーツ、
旅行、ペット、様々なものが立ちはだかることがあります。

2つ目は性の不道徳という策略です。

エホバは人間を男性と女性に性別を分けて創造しました。
そして性関係を結婚した夫婦に対する贈り物として与えました。
この性道徳は今の世の中でどうなっていますか?

悪魔サタンは人々の性道徳に対する見方を歪めさせようとしてきました。
最近サタンが特に力を入れてこの世界に浸透させようとしているのが同性愛です。
同性愛や同性婚の権利を主張する人たちが増えています。
男性か女性のどちらかである必要はない。自分がどう感じるかが大切だと主張します。

世界保健機構WHOは新しい見解を次のように公表しました。
「性は多様なものであり、
男性か女性かに区別する必要はない」。
国際機関でさえこのような見方を持つようになっています。
この世界はサタンがコントロールしていることがよく分かるのではないでしょうか。

世界の色々な地域で、レインボーカラーは同性愛のシンボルとして
使われていてそのポスターが学校にも掲示されています。
この虹は、ノアの時代の大洪水の後にエホバが
人類と約束をした時の印として使われた美しい現象です。
それをサタンが同性愛のシンボルとして使っているのです。
闇を光とするサタンの手法です。
この同性愛について、聖書は何と言っているでしょうか?

「正しくない人が神の王国を授けられることはない,
 ということを知らないのですか。
 思い違いをしてはなりません。
 性的に不道徳な人,偶像を崇拝する人,姦淫をする人,
 同性愛行為に身を任せる人,同性愛にふける人,
 盗む人,貪欲な人,酩酊する人,ののしる人,脅し取る人が
 神の王国を授けられることはありません」。(コリント第一6:9,10)

はっきりとエホバの見方が示されています。
それで私たちは、神の道徳基準に関するこの世の中の見方に
影響されないように気を付けていきましょう。

jw.orgの動画で「真の正しさは平和をもたらす」という
以前の地区大会で上映された動画があります。
オリビアという高校生の女の子が、先生とクラスメートに対して
同性愛についての聖書の見方を説明していました。
オリビアは先生から次のような質問をされていました。
「みんなを愛すると言いながら、特定の人を排除するのは矛盾していないか」。
もしあなたがこの質問されたならば、同性愛についての
聖書の見方をどんな風に上手に説明できますか。
その準備ができているでしょうか。大人の皆さんはどうですか。
この動画の中で、オリビアはこんなふうに説明していました。

「神は全ての人を受け入れるけど、
全ての行動を受け入れるわけではないんです。
薬物を使ったり、盗みをしたり、暴力を振るう人が
エホバの証人になることはできないということです。
その中に、結婚していない人同士のセックスとか
同性愛行為も含まれていて、そういう行いは神に受け入れられないんです」。
https://www.jw.org/finder?srcid=share&wtlocale=J&lank=pub-jwbcov22_4_VIDEO

若い皆さん、自分で上手に説明できるようによく準備しておきましょう。
そして親の皆さんはそうできるよう、子供たちをこれからも助けるようになさってください。

3つ目は間違った情報という策略です。
デマ、陰謀論、フェイクニュースなどもサタンが用いる策略の1つです。

色んな人が色んなことを主張しています。
嘘か本当かわからない情報が押し寄せてきています。
もしあなたがスマートフォンを持っているなら、
あるいはインターネットを使えるなら、インターネット上の
間違った情報を目にしたことがあるのではないでしょうか。
新型コロナのパンデミックが始まった時、世界中が混乱しました。
この混乱を招いた1つの要因は、インターネット上の陰謀論やデマでした。

聖書は悪魔サタンについて「うそつきで,うその根源」と述べています。
(ヨハネ8:44)
ですから虚偽の情報というのは、サタンが得意としている策略の1つです。
ここにいる私たちの誰もが、この策略の餌食になり得ます。

エデンの園において、サタンはエヴァと接触するために何を使ったでしょうか。
蛇を使って自分のメッセージを伝えることができました。
今サタンは蛇を使う必要はありません。
その人がスマートフォンを持っていれば、インターネットを使うことができれば、
いつでも自分のメッセージを人々に伝えることができます。

それで私たちは自分の身を守らなければなりません。
特にインターネットの使い方に注意することによってです。
聖書は次のようにアドバイスしています。

「世間知らずの人は全ての言葉を信じ,
 聡明な人は1歩ごとにじっくり考える」。(格言の書14:15)

「全ての言葉」全ての情報を信じる人はどうなりますか。
SNSなどで拡散される画像や短い動画はインターネットミームと呼ばれ、受けを狙ったものが多くあります。
手が加えられているものや一部だけが切り取られて本来の趣旨とは違う使われ方をしているもの、さらには捏造されているものさえあります。
こうした情報を全て鵜呑みにして信じてしまうならどうなりますか。
嘘の情報に振り回されて、真面な生活を送ることができなくなるでしょう。

それで私たちは、一歩ごとにじっくり考える聡明な人になりたいと思います。
インターネットを使うとき、次の点を考えてみるのは助けになります。
それは信頼できる情報だろうか?それとも事実が歪められているだろうか?
情報の出所は信頼できるだろうか?
内容は最新のもので正確だろうか?
自分にとって都合のいい情報だけを見ようとしていないだろうか?
こうしたことをじっくり考えてみることは助けになります。
そのようにして、間違った情報に欺かれないように気を付けていきましょう。

今日は 3つの策略だけを取り上げましたが、
ものみの塔オンライン・ライブラリーで「索引」を見ますと、
「サタン」という項目の中に「人間に働きかける方法」というところがあり、
サタンが使う57種類の策略がリストアップされています。
https://www.jw.org/finder?wtlocale=J&docid=1200275073&srctype=wol&srcid=share&par=124
その中には心霊術、気落ちさせる、個人間の不和などの策略についても書いてあります。
そうしたものを調べ、自分にとって弱点になりそうなものを
研究してみることは助けになるでしょう。

世界のある国や地域でサタンは、
迫害や禁令という策略を使ってエホバの証人を攻撃しています。
そのような地域では、エホバの証人の様々な活動が制限されています。
毎日サタンの激しい攻撃を受けて生活している兄弟姉妹たちが感じるストレスを想像できるでしょうか。
日々神経をすり減らしながら生活しているに違いありません。
ある時その国の支部訪問が行われて、地域の巡回監督たちにこう尋ねました。
「この国の兄弟姉妹たちが1番必要としていることは何ですか」。
監督たちは一斉にこう答えました。「ハルマゲドンです」。
それぐらい兄弟姉妹たちは追い詰められているということです。

私たちもサタンが支配する世界で生活していますので、
日々誘惑やプレッシャーを受けています。
気力と体力を消耗して生活しているに違いありません。
若い人たちは特に大変な状況に置かれていると思います。
この厳しい戦いはいつまで続くのでしょうか?
聖書はこう約束しています。

「平和を与える神により,
  間もなくサタンは皆さんの足の下で砕かれます」。 (ローマ16:20)

サタンからの影響はもうすぐなくなります。
エホバはいずれイエスを用いて、敵であるサタンを完全に滅ぼすのです。
その時まで、私たちはサタンと戦い続ける必要があります。
そして戦い続けることができます。
どうしてそう言えるのでしょうか?

「揺るぎない信仰を持ち,悪魔に立ち向かってください。
 ご存じの通り,世界中にいる,信仰で結ばれた兄弟たちが,
 同じような苦しみを経験しています。
 皆さんが少しの間苦しんだ後,
  惜しみない親切に満ちる神は,皆さんの訓練を終えます。
 永遠の栄光を与えるためにキリストを通して招いてくださった神が,
 皆さんをしっかりした人,強い人,
 揺らぐことのない人にしてくださるのです」。(ペテロ第一5:9,10)

しっかり立ち向かうことができるよう、エホバは私たちを強くしてくれます。
つまりサタンとの戦いを諦めずに続けるということは、
エホバのサポートを受けながらトレーニングを受けていることになります。
エホバの助けとトレーニングがあるので、私たちは勝つことができるのです!
私たちはこれからもサタンの策略を見分け、
悪魔にしっかりと立ち向かってまいりましょう。

エホバのもとに避難すべきなのはなぜですか

現在地球上の幾億もの人々が貧困や飢餓、人種的また民族的な憎しみや内戦に苦しみ続けています。
ご存知の通りロシアやウクライナをはじめ、中東での争いも激化してきています。
ロシアがウクライナに侵攻を始めてすぐに、200万人以上がウクライナから近隣の国々に避難し、約100万人が国内の別の地域に避難を余儀なくされたようです。
2023年の記録では1億1730万人が紛争や迫害などが原因で多くの人が家を追われました。
74人に1人全世界の人口の1パーセント以上が故郷を追われている計算になります。
この数字は年々増加し続けていて、大勢の人々が難民となって他の国々で生活しているのです。

今戦争や紛争という苦しみを実際には経験してはいなかいなかったとしても、
病気や犯罪また家族の諸問題、感情的な苦しみなどから誰もが逃れたいと感じているに違いありません。
特に苦しみの最たるものである死は、これまで多くの人たちを苦しめてきました。
死への恐れのために、何百万もの人々が多くの宗教やその支援に安心を求めようとしてきています。
自分自身で意識的に安心を求めているかどうかに関わりなく、全ての人は安心感や将来の希望といった信頼できる心の拠り所を、可能なら永続的にそうしたものが得られる場所をずっと探し求め続けている状態です。

しかしこの世が約束している安心は失望に至ります。
なぜそう言えるでしょうか?

「人には正しい道に思えても,最終的に死に至る道がある」。
(格言の書14:12)

正しいと信じで行ってきたことが、実は間違いだったり欺かれていたり、
善意のつもりでしていても残念な結果に終わるということがあることをこの聖句は教えています。
例えば人々を教え安心できるはずの宗教は、
教えていることと実際に行っていることがあまりにかけ離れているので、安心をもたらすことができません。

またどんな政治体制も、人々の生活や安心感を保証するどころか、
見いだすことさえもできていません。
またどれだけお金を求めたとしても、決して満たされることはなく、
安心というよりむしろ心身を疲弊させ不安や失望を得ることになっているのです。

私たち人間は一体どこに行けば良いのでしょうか?
人類はどんな種類の避難所を必要としているのでしょうか?

まず私たちがどこに注意を向けるかは非常に重要です。
世の中では起きている問題や結果ばかりに注意が向けられるかもしれませんが、
そもそもこの世の中で真の安心という避難所を得ることはできませんから、
根本的な原因、理由の方にまず目を向けなければなりません。

「全てを聞いた今,結論はこうだ。
真の神を畏れ,その方のおきてを守りなさい。
人の務めはそれに尽きる」。
(伝道の書12:13)

この言葉から永続する幸福や自分の命が、神と神が言われたことに従うことと決して切り離すことができない関係にあることがわかります。
生活の中にエホバとの関係がどうしても必要であるということを意味しています。

それは当然のことなのではないでしょうか。
人間は神によって創造されたからです。
ただ動物のように食べたり活動したりするだけではなくて、エホバに頼り、神の導きや支えを必要とするように創造されているからです。

人は自分で自分を導けず、神だけが人間を導くことが目的になります。
(エレミヤ10:23)
1人1人の人生に唯一意味を与えることができる方はエホバだけです。

では現在、多くの人はなぜこれほどまでに不安や失望を経験したり、
真の避難所を得ることができていないのでしょうか?
それは人類史の最初に原因があります。

(さらに…)

世界の終わりは近い

コロナウイルスという言葉を頻繁に耳にするようになってから、もう4年が経ちます。最近また感染が拡大しつつあり第10波に入ったとも言われています。

まさか1つのウイルスの影響がこんなに長く続くとは思わなかったという方が多いのではないでしょうか。

私たちエホバの証人は、このような世界的な流行病のまん蔓延が、世界の終わりが近づいているしるしの1つであるということを多くの人たちに伝えています。

世界の終わりというテーマは、多くの人にとって度々耳にすることがあるのではないでしょうか?

皆さんも人類滅亡を題材にしたテレビ番組や映画などを目にしたことがあるかもしれません。

終わりに関する予測が世間を騒がせるということもありました。

ノストラダムスの大予言を覚えておられるでしょうか?1997年7月に人類が滅亡するというものでした。

古代マヤ暦が終わる2012年12月21日に地球が滅亡するという予測もありました。

こういった予測を信じた人たちもいましたが、予測通りのことが起きることはありませんでした。

では、聖書が述べている予告についてはどうでしょうか?

本当に聖書が言う通りに世界は終わるのでしょうか?そのことを信じるだけの証拠はありますか?その終わりを生き残るための方法はあるのでしょうか?

今日はこうしたことをご一緒に考えていきたいと思います。

まず聖書に書かれている終わりに関する過去の事例について少し考えてみたいと思います。

西暦1世紀にイエス・キリストが予告したエルサレムの終わりについてです。

私たちはそこから大切な教訓を学ぶことができます。

「さて,イエスが神殿から去っていく時に,

弟子たちが近づいてきて神殿の建物を指し示した。

それでイエスは言った。

『この全てを見ているのですか。はっきり言いますが,

石がこのまま石の上に残って

崩されないでいることは決してありません』」。

(マタイ24:1,2)

イエスはエルサレムの神殿が完全に破壊されることをお告げになりました。

弟子たちにとってそれはとても衝撃的なことでした。そのことを聞いた弟子たちはどう思ったのでしょうか?

「イエスがオリーブ山の上で座っていると,

弟子たちが自分たちだけで近づいてきて,言った。

『教えてください。そのようなことはいつあるのでしょうか。

あなたの臨在と体制の終結のしるしは何ですか』」。

(マタイ24:3)

弟子たちはその衝撃的なことがいつ起きるのか知りたいと思いました。

それでイエスは、エルサレムの滅びが近いことを示すしるしについて教えられます。

そこでイエスは言った。

「誰にも惑わされないように気を付けなさい。

私の名を使う人が多く現れ,『私がキリストだ』

と言って多くの人を惑わすからです。

あなたたちは戦争の音や戦争の知らせを聞きます。

動揺しないようにしなさい。

これらのことは必ず起きますが,終わりはまだなのです。

国民は国民に,王国は王国に敵対して立ち上がり,

あちらこちらで食糧不足や地震があります。

これら全ては苦しみの激痛の始まりです」。

(マタイ24:4-8)

どんなしるしについて述べられていたでしょうか?

5節を見ると、偽キリストが現れることになっていました。さらに戦争や地震や飢饉の知らせも聞くことになっていました。

一世紀の歴史家であるフラビウス・ヨセフスによると、こうしたしるしは実際に起こったようです。

しかし、しるしはそれだけではありませんでした。

「エルサレムが陣営を張った軍隊に囲まれるのを見たなら,

その時,荒廃が近づいたことを知りなさい。

その時,ユダヤにいる人は山に逃げ始めなさい。

都の中にいる人はそこを出なさい。

(さらに…)

暴力的な世界における良いたより

暴力的という言葉は、今日の私たちの周りの世界を的確に描写している言葉と言えるかもしれません。

日本でも毎日のように暴力的なニュースが報じられています。

最近では川口市でタクシー運転手が金を出せ脅されて拳銃のようなもので撃たれて重傷を負うという事件がありました。

さらにコンビニで万引きをした人を店員が追いかけていったところ刃物で刺されるというニュースもありました。

保護観察者が観察者の人に刺されるというニュースもありました。

本当に暴力が蔓延っているために、私たちの日常の活動は本当に影響を受けているのではないでしょうか。

どのように移動するのか、どの時間に外出を控えるべきか、何を避けるかを皆さんも考えていると思います。

「『暴力だ!』と叫び続けても,聞いてもらえない。

 私は助けを求めて叫ぶが,公正に扱ってもらえない」。

 (格言の書19:7)

皆さんも助けを叫び求めても聞いてもらえなかったり、公正に扱ってもらえないことがあったかもしれません。

国際的に見ても暗殺とかテロや民族紛争などがますます頻繁に起こるようになっています。政治とか宗教に関係のある活動家も犯行に加わっています。

さらに今、戦争も行われています。

ハイチの人々はギャングによる破壊行為に苦しめられています。ラテンアメリカだけでなく南アフリカやメキシコでも暴力行為が広がっています。

暴力行為が減っている地域でも窃盗事件によって人々の安心や安全が脅かされています。

「彼らは,悪を行わないと眠れず,誰かを倒れさせないと眠りを奪われる。

 彼らにとって,悪事はパンであり,暴力はぶどう酒である」。

 (格言の書4:16,17)

悪事が日常生活のと同じようなことだと述べています。

平和を好む市民や通りすがりの人が本当にしばしば被害に遭っているのではないでしょうか。

人々は失望して暴力がさらにひどくなることを恐れています。

この世界の暴力の背後にあるものについて、これから少し考えてみたいと思います。

聖書には不法と暴力が溢れていた過去の時代について記されていて、暴力の真の原因を洞察することができます。

そうした時代の出来事を私たち調べていくならば、今日の出来事の意味を一層明確に理解することができるでしょう。

1.暴力行為は大洪水前に頻発していた

「そのため,エホバは,地上の人々がひどく邪悪で,

 考え方全てが常に悪いのを見た。

 …地上は,真の神から見て堕落していて,暴力があふれていた」。

 (創世記6:5,11)

洪水前には奪略とか暴力が溢れていたことが書かれています。

その暴力行為の大部分は、堕落した天使たちとその力ある子孫が引き起こしたということです。

「真の神の子たちは,人の娘たちが美しいことに気付くようになった。

 そして気に入った女性たちを妻にしていった。

 …その頃,またその後にも,地上にネフィリムがいた。

 真の神の子たちが人の娘たちと関係を持ち,生まれた子たちである。

 ネフィリムは,古代の人々の中でよく知られた,力の強い者たちだった」。

 (創世記6:2,4)

ネフィリムは天使たちと人間が結婚して生まれた子ですが、人間の倍ぐらい大きな、力がある者でした。

本当に暴力を振るっていました。

皆さんがこの場にいたら、どのように行動していたでしょうか?

暴力を終わらせるための希望の源として、エホバに依り頼んだでしょうか。

神は暴力を嫌っておられたことに注目するのは、私たちの励みとなります。

「それでエホバは言った。

 『私が創造した人を地上から滅ぼそう。

  家畜や空を飛ぶ生き物や地面を動く生き物も。

  私はこれらのものを造ったことを嘆いているからだ』。

(さらに…)

あなたはどんな価値基準を大切にしますか

あなたはどんな価値基準を大切にしますか。

1世紀のローマの哲学者が述べたこんな有名な言葉があります。

「目指すべき港を知らなければ、純風なるものは存在しない」。

この言葉は、人生の方向付けをするには目標がどうしても必要であるということを言い表しています。

目的地とか目標がなければ、延々と彷徨うことになります。

目標を達成していくには、強い意欲が必要です。

あなたのあなたの今の目標は何ですか?と聞かれたら、皆さんは何と答えますか。

それぞれの答えがあると思います。

世の中にはセルフコントロールと言われる、目標達成のためにコツコツと行動を継続するための動画やサイトがあります。

また自己啓発のための本などが出回っていて、そうしたものはすごくヒットしています。

世の中の多くの人は、人生を有意義なものとする価値基準を探し求めているということがわかります。

自分にとってどんなものを価値あるものとみなすかによって、目標とかその優先事項は決まっていきます。

聖書もこのように教えています。

「皆さんがより重要なことを見極め,

 キリストの日までずっと純粋でいて,

 人の信仰を妨げることがありませんように」。

(フィリピ1:10)

私たちは何を目標にできるでしょうか?

具体的にどういうことに焦点を合わせていくことができるでしょうか?

そうしたことをよく考えるならば、より重要なことを見極めることになります。

適切な価値基準を持つならば、遣り甲斐のある目標を定めてそれを実現していくことになります。

それで私たちは自分の価値基準をよく分析して、それに沿って歩むとどうなるか確かめるのは、良いことと言えます。

私たちはどんなことを目標にするでしょうか?つまり自分の目の焦点をどこに合わせていくでしょうか?

一般的に多くの人が追求する目標と、クリスチャンがピントを合わせていくべき目標には違いがあるのでしょうか?

いい学校を出ていい大学へ行っていい仕事に就きなさいというのが一般的な よく聞くフレーズかもしれません。

一般的に、多くの人は富を重視する傾向があります。

高収入の仕事や有利な投資など、物質的な目標に焦点を合わせていきます。

では、聖書は何と述べているでしょうか?

「富を得ようとして疲れ切ってはならない。

 そうするのをやめて理解力を示せ」。

(格言の書23:4)

物質的な目標を中心とした生活を送るなら疲れきってしまう、つまり失望に至るということを教えています。

「目をやると,そこに富はない。

 それは必ずワシのように翼を生やして空に飛び去る」。

(格言の書23:5)

お金に羽が生えたように飛んでいくという言葉を聞いたことはないでしょうか。

生活に追われ、稼いでも稼いでもどんどんお金が消えていくという時に使う表現かもしれません。

鷲は時速130キロを超えるスピードで飛んだという報告もあります。ソロモンは富やお金が空に向かって飛び去る鷲のようだということでこのような表現をしました。

ずっと貯めてきたお金が一晩のうちになくなってしまうということもあります。

地震台風洪水といった自然災害で、家もお金も失ってしまうことがあります。

円安がずっと続いていて景気の波が本当に不安定です。インフレによって物価の上昇が止まりません。

突然経済が破綻してしまう国もあることを考えると、富やお金があるという安心感は長く続くわけではありません。

お金をたくさん得ることを目標にしたとしても、翼を生やして飛んでいく鷲のようだと言えます。

勿論聖書は、お金を稼ぐことが悪いと言っているのではありません。

食事をして光熱費を支払って生活をしていくには、お金がないとやっていけません。

(さらに…)