私たち人間の思いや感情は、
見たり聞いたりすることから大きな影響を受けます。
楽しい出来事を目にすれば、心も楽しく明るくなります。
しかし悲しい出来事を目にするならば、 落ち込んだり、
辛くなったり、不安に感じることがあります。
私たちは、できれば毎日楽しく
何事もなく過ごしたいとは思っておりますが、
そのようにはなかなかいかないものです。
未だ収束の見通しがつかない
新型コロナウイルスもその1つと言えるでしょう。
いつ感染するかわからない、
家族も感染するかもわからない不安が生じます。
経済がかなり傾いています。
この先、家族を養っていけるのかどうかという不安も生じます。
自然災害もあります。戦争も今行われています。
最近では、健康面でサポートするサプリメントによって
命を落とすといったことも見られます。
多くの人たちはそうしたものを見ると、
本当にどこに安心感を求めればよいのかわかりません。
また、どの選択肢が本当は正しいのかもわからず、
多くの方が不安を抱いています。
.
では、私たちはどうでしょうか?
同じように不安な気持ちに駆られるでしょうか?
聖書の神であるエホバは、次のように述べています。
「神は私たちの避難所,力。
苦難の時,すぐに助けになってくださる。
それで私たちは恐れない。
たとえ地上に異変が起きても,
山々が深い海の中に落ちても」。
(詩編46:1,2)
エホバは私たちの避難所。助けてくださる。
それ故に恐れることはない。
つまり今の悪い状況の中でも、
これから先悪くなっていったとしても、私たちが
エホバに頼るならば心配する必要はないと述べているのです。
では、私たちは将来、そして今でも心配しないでいられるよう、
エホバはどのように助けてくださっているのでしょうか?
関連する聖句の言葉をいくつか開いて、
共に考えていきたいと思います。
「正しい人は地上に住み続け,
そこで永遠に暮らす」。
(詩編37:29)
近い将来、正しい人だけが楽園の地で永遠に暮らすことができる
とエホバは約束しておられるのです。
ここで言う「正しい人」とはどのような人でしょうか?
それは、聖書に書かれているエホバ神の言葉に
進んで従う人のことです。
その人たちはエホバの教えを謙遜に受け入れて、
実際に行動します。
皆さんは楽園と聞くと、
どのようなイメージを思い浮かべるでしょうか?
戦争などはありません。 人が傷つけ合うことはないのです。
また、病気になることもありません。
誰1人マスクを着けている状況は見られません。
やりがいのある仕事、食べ物も豊かにあります。
皆が喜びに満ちた生活を送ることができているのです。
ライオンと子どもたちが戯れるという
今では考えられない光景が、将来楽園の地では
当たり前のように見ることができるのです。
さらにエホバは使徒24章15節の中で、
復活の希望も約束しておられます。
残念ながら私たちは不完全ですから、誰もが死を経験します。
ぽっかりと空いた心の大きな穴を埋めるっていうのは、
今の今の世の中では難しいかもしれませんが、
エホバは将来必ず亡くなった人とまた再び会える
と約束しておられるのです。
これは本当に素晴らしいことと言えるのではないでしょうか。
本当に心待ちにしたいと思います。
エホバは亡くなった人たちのことも私たちと同様愛しておられ、
心から生き返らせたいと思っているのです。
私たちは先週イエスの死の記念式を通して、
エホバが私たちを愛しておられることを改めて再確認できました。
復活に関する話がなされました。
聖書を詳しく学でいくとわかりますが、
イエスが行われた事柄、数々の奇跡は、
これから先エホバが行われる事柄を表していて、
それは必ず起きると確信することができます。
「私の口から出る言葉も,
成果を収めずに私のもとに戻ることはない。
必ず私の望むことを成し遂げ,
私が託した使命を確実に果たす」。
(イザヤ55:11)
エホバは有言実行される方だということがわかります。
そして、続く聖句の中では、
必ず私の望むことを成し遂げるとも述べています。
エホバの望むこととは何でしょうか?
正しい人が楽園の地で永遠に生きエホバに最後まで従い、
亡くなった愛する仲間を将来復活させるということです。
それをエホバは必ず成し遂げ、
それを確実に果たすと断言しているのです。
それで1つ目は、エホバはこの素晴らしい将来を約束していて、
そこに私たちが目を向けられるよう助けてくださっている
という点でした。
2つ目は、今現在の助けについて考えてみましょう。
「しかし今は,絶えずあなたと共にいる。
あなたは右手をつかんでくださった。
あなたは助言して導いてくださり,
そうして私が栄光を受けるようにしてくださる」。
(詩編73:23,24)
この「あなた」というのはエホバです。
エホバは右手を掴んでくださる、
つまり導いてくださるという意味です。
今現在でもエホバは私たちを導き、
そして助けを与えてくださっています。
どのように助けを与えてくださっているのでしょうか?
「皆さんの中に知恵の欠けた人がいるなら,
その人は神に求め続けてください。
神はとがめたりせず,
全ての人に惜しみなく与えてくださるからです。
求め続ければ与えられます」。
(ヤコブ1:5)
私たちがエホバに助けを求めれば、
1番良い方法で問題に対処できるよう、
聖書を通して知恵を与えてくださるのです。
「何も心配せず,いつでも祈り,祈願を捧げ,
感謝しつつ,願いを神に知っていただくようにしましょう。
そうすれば,神からの平和が,
キリスト・イエスを通して皆さんの心と考えを守ります。
その平和は人間の理解をはるかに超えています」。
(フィリピ4:6,7)
何も心配せず、
願いをエホバに知っていただくようにと述べています。
私たちがエホバに信頼を置き、そしてエホバに頼るならば、
難しい状況の中でも爽やかさを与えてくださる。
不安や心配事が押し寄せる時でも、
私たちがエホバに頼っていくならば、
心を落ち着かせることができるように
助けてくださるということです。
いつでもエホバに祈りを通して近づき、
思いを打ち明けることは本当に大切なことです。
そのようにすれば、
エホバは大変な問題を乗り越えることができるように、
力や勇気を必ず与えてくださるからです。
それで2つ目は、
エホバは今でも助けの手を差し伸べておられるという点でした。
3つ目のエホバからの助けはどのようなものでしょうか。
神は世界中にいる信仰で結ばれた大勢の兄弟姉妹を通して、
神に頼る人々をサポートしてしてくださるという助けです。
エホバの証人は、仲間を通していつでも
互いに励ましたり励まされたりしてエホバの特質である愛を
実際に行動によって表し示しているのです。
世界中では今、様々な紛争、自然災害によって困難な生活を
余儀なくされている大勢の仲間もいるということを
私たちは知っています。
身近なところでは、
病気と戦っている大勢の仲間もいることも知っています。
状況は違えど、
助けを必要としていることになんら変わりはありません。
サポートが必要です。
困難な状況の中でも仲間の助けを受け、
そして前向きになった前向きな気持ちになった経験です。
「アレシャンドレの病状はまだ良かったのですが、
その後だんだんとできないことが増えてきました。
リハビリ治療を受けていますが、
トイレやボタンを止めるのにも今は助けが必要な状態です。
私1人で頑張ってる気がしました。
でも一人きりではありませんでした。
兄弟姉妹が助けてくれています。
家に来て、家の修理や車椅子の手入れなど
色々なことを手伝ってくれます。
本当に助かりました。
それ以上に助けになっているのは、
エホバが約束してくれている将来の希望です。
その希望のおかげで、この大変な状況に
押しつぶされないでいることができています。
将来の新しい世界にいる自分たちをよく思い浮かべます。
アルシャンドレが車椅子を降りて歩いている様子です。
パウロが言っているように、
今経験している大変なことはつかの間で軽いものですが、
エホバが与えてくださる良いものは永遠に続きます。
それに目を向けていたいです」。
「ウクライナのマリウポリで育ちました。
緑が多くて大好きな街でした。
でも突然生活が大きく変わってしまいました。
それぞれの政府が、相手側がこんなことをしているとか、
あんなことをしているなどと言っていました。
街が破壊され、ひどい状態になっているのを見て、
一体どうしたらいいんだろうと思ってしまいました。
そういう時、祈るとどうしたらいいかがわかります。
逃げなければと思いましたが、
どこへ行ったらいいのかわかりませんでした。
兄弟たちが色々な点で助けてくれました。
食べ物や水、電気など全部準備してくれました。
本当に感謝でした。兄弟たちの愛に感動しました。
祈ると、耐える力が得られます。穏やかな気持ちになれます。
聖なる力が必要な勇気を与えてくれますし、
将来の希望も強めてくれます。
エホバに頼っていれば、
絶対に見捨てられることはありません。
エホバがそばにいてくださるので、
将来を心配する必要はないんです。
不安はありません」。
どちらの状況も、
自分1人の考えではどうしようもないものですが、
エホバは仲間を通して
それぞれ必要なものを備えてくださいました。
不安な時、仲間が近くにいるだけで安心感が得られる。
そのような経験、皆さんもあるのではないでしょうか。
安心感が得られると、心に余裕が生まれます。
そうすると先程の姉妹たちのように、
将来に目を向けることができます。
思いをそちらに向けることができます。
私たちも同じように、
今の状況ではなく将来に目を向けていきたいと思います。
それで3つ目は、世界中にいる兄弟姉妹を通して、
エホバはサポートしてくださるっていうものでした。
このような備えを得るためには、私たちはエホバに頼って、
エホバを避難所とすることがどうしても必要です。
では、エホバを自分の避難所とするために、
今何ができるでしょうか?
3つの点を考えていきたいと思います。
「あなたを救う方,イスラエルの聖なる方,エホバはこう言う。
『私エホバは,あなたの神である。
あなたのためになる生き方を教え,
あなたを導いて正しい道を歩ませる。
あなたが私のおきてに注意を払いさえすれば!
そうすれば,
あなたの平和は川の流れのように豊かになり,
あなたの正しい行いは海の波のように多くなる」。
(イザヤ48:17,18)
エホバは聖書を通して生き方、歩み方を教えるとありますので、
まず私たちに今できることは、聖書を学んで、
エホバのことを十分知る必要があるということです。
聖書を学び、エホバを知る必要があります。
では、具体的にどうすれば良いのでしょうか?
それは、エホバの証人との聖書レッスンができます。
聖書の記述から、
エホバに頼った過去の人たち、現在の私たちも含め、
エホバがどのように助けてきたのかを十分知ることができます。
そうしたことを知るならば、
神への信頼はさらに深まっていくに違いありません。
一層エホバを身近に感じることができます。
それでレッスンを希望される方は、
お近くのエホバの証人にお尋ねください。
喜んでサポートいたします。
https://t.co/REdyiKUiXa
「神の力強い手の下で謙遜になってください。
そうすれば,神はやがて皆さんを重んじてくださいます。
そして,心配事を全て神に委ねましょう。
神は優しく気遣ってくださるからです」。
(ペテロ第一5:6,7)
心配事をエホバに委ねる。つまり
自分の心配してる事柄を全てエホバに引き渡すことによって、
私たちはエホバを自分の避難所とすることができます。
エホバは、私たちが今必要としている事柄を全てご存知です。
私たちが謙遜になり、エホバに頼り、祈り求めるならば、
それを必ず与え、助けてくださるに違いありません。
今すぐ全ての問題をなくしてくださるわけではありませんが、
問題を乗り越えるための力と知恵を
エホバは与えてくださるのです。
エホバは「耐えられないほど誘惑を受けるままにはしません。
出口を設けて,誘惑に耐え切れるようにしてくださ」る
と保証しているからです。
(コリント第一10:13)
「また,互いのことをよく考えて,
愛を表し立派な行いをするよう勧め合いましょう。
仲間と集まることを怠ってはなりません。
よく欠席する人たちに倣わないようにし,
いつも励まし合いましょう。
定められた日が近づいているのですから,
ますますこうしたことを行っていきましょう」。
(ヘブライ10:24,25)
あなたも聖書を学んでエホバの証人の1人になり、
世界中にいる仲間の兄弟姉妹との絆を強めていくならば、
エホバを自分の避難所とすることができます。
ここでは集まり合うようにと述べられています。
集会ではどんなことを学ぶでしょうか?
今起きている出来事や、なぜそれが起きているのか、
また将来エホバに頼る人々が得ることができる
素晴らしい希望について、学ぶことができます。
そして集会には多くの仲間、兄弟姉妹がいます。
一緒に定期的に集会に出席するならば、
エホバの素晴らしい特質を反映した仲間からの
愛を感じ取ることもできます。
そうするならば、さらにエホバへの信頼が強まることでしょう。
苦難の時に愛を示し合う沢山の友がいること、
これは本当に素晴らしいことです。
私たちはそこから安心感を得ることができます。
今の難しい状況の中でも喜びを得ることができるからです。
https://www.jw.org/finder?wtlocale=J&docid=1011229&srcid=share
今の世の中は本当に悪化をたどっています。
悪い状況が続いています。
多くの人が将来に不安を感じたり、
絶望を抱いている状況が見られます。
でも、私たちはどうでしょうか?
私たちは今でも多くの喜びを得ることができます。
たくさんのエホバからの備えがあるからです。
仲間を通して得られる安心感は本当に素晴らしいものです。
たくさんの備えを活用しないならばどうなるでしょうか?
防災バックは持っていても、
緊急時にそれを全く活用しない人のようです。
命を失うかもしれません。
同様に今は終わりの最終部分であり、
間もなくエホバはこの地を楽園へと変えるため、
一度この世をリセットします。
私たちがそのエホバの約束にあずかるためには、
そのエホバからの備えを今
十分に活用していかなければなりません。
「希望を抱いてエホバを待て。
勇気を出し,心を強くせよ。
そうだ,希望を抱いてエホバを待て」。
(詩編27:14)
希望を抱いてエホバの約束を待つように。
エホバの約束を信じそして頼るならば、
今ある難しい状況の中でも
たくさんの喜びを得ることができます。
そして将来には、想像もつかないエホバの素晴らしい約束に
あずかることもできるでしょう。
エホバは約束を果たす方です。有言実行されます。
私たちがエホバに希望を託す時、
それが失望へと変わることは決してありません。
間違いなく多くの喜びを与えてくださるに違いありません。
それを間違いなく得るためにも、今私たちはたくさんの
エホバからの備えを十分に用いていく必要があります。
まだ聖書について学んでいないならば、
これを機に学んでみるのはいかがでしょうか?
私たちは喜んでお手伝いいたしいたします。
エホバもそのことを願っているからです。
現在聖書を学び続けている人は、
引き続き共に学んでいきましょう。
さらに、もっとエホバに頼ることができるに違いありません。
では、引き続き私たちはエホバからの備えを十分に活用し、
最後まで共に歩んでまいりましょう。
裏付けとなる聖書の言葉は、
nolog.link/s/8NU9hJ
からご覧になれます。