真のクリスチャンはどのように神の教えを飾るか

皆さんは、自分を飾ることはお好きでしょうか?

あるいは、自分の部屋に綺麗なアクセサリーを置たり,

車の好きな方であれば、

かっこいいホイールを履いて魅力的に見せたり、

女性の方であれば、化粧をして綺麗にされるかもしれません。

どんな人であっても、 綺麗にしたり美しさを引き立てたりすると

とても気持ちいい気分になります。

そうした気分になるのはなぜでしょうか?

それは人間を造られたエホバ神がそのような方だからです。

 

2000年ほど前にイエスの弟子であったヨハネという人は、

このエホバが座っている王座を見る特権にあずかりました。

では、どんな状況を見たのでしょうか?

「それから,すぐに聖なる力が私に働いた。

見ると,天に王座があり,その王座に座っている方がいた。

座っている方は,碧玉,また赤めのうのようで,

王座の周りにはエメラルドのような虹があった」。

(啓示4:3)

イメージできますか?

エメラルドのような虹があるところをヨハネは見ました。

ですからエホバご自身は、

非常にご自分を美しく装っておられる方です。

 

ではエホバの子供たち、

天にいる大勢の天使たちはどうでしょうか?

天にエホバの組織があります。

昔エゼキエルという人は、

天の組織を見る特権にあずかりました。

エゼキエル書1章の表現を借りれば、

光輝いていたと描写しています。

ですからエホバご自身も、エホバの家族天使たちも、

非常に光輝いて美しく装っておられるのです。

 

では地上の創造物はどうでしょうか?

エホバは地上も本当に綺麗に作られました。

詩編作者の1人は、美しい夜の星空を見て

「天は神の栄光を表している」と述べました。

日本もそうですけど、本当に綺麗な場所が多くあります。

ある方はスキーに行って美しい山の

雪化粧を見るのが好きだといいますし、

この綺麗な紅葉の時期に富士山を見るために

旅行に出かける方もいらっしゃるかもしれません。

世界中には、本当に色とりどりで色彩豊かな

綺麗な場所で満ちています。

ですからエホバご自身も、天の組織も地上の創造物も本当に

美しく飾ってそのことを喜びとされていることがわかります。

 

地球を綺麗なものに造り、その後に人間を造りました。

完全な人間夫婦です。

その人間夫婦をエデンの園という楽園に置きました。

その楽園を徐々に地球全体に広げていくのが仕事でした。

でも残念ながら、最初の人間夫婦は罪を犯してしまい、

エホバの目的であった美しい地球を綺麗に保つ

ということができなくなってしまいました。

ノアの洪水の時期には地が損なわれていたとあります。

その状況は、私たちが住んでいる現代にまで

自然が破壊されていることからわかります。

 

不完全な人間になってしまい、

美しい地球は傷つけられているんですけれども、

人間は相変わらずそのものを美しくする能力は持っている

ということに同意なさるのではないでしょうか。

鏡を見て髭の剃り残しがあるなと思ったら手入れしてきますし、

髪がちょっと跳ねているなと思ったら直してきますね。

でも、動物はそうではありません。

猫が鏡を見て、ちょっと髭が伸びているなと思って

憂鬱な顔を浮かべないですね。

なぜなら、猫とか動物にはそういう能力がないからです。

人間だけに美しいものを飾るという能力があります。

 

もし皆さんが本当に価値のある

綺麗なダイヤモンドを持ってるとしたらどうされますか?

きっと美しい箱に入れて飾って置かれるのではないでしょうか。

でも私たち全てがそのような高価なダイヤモンドを

持っているわけではありません。

でも真のクリスチャン全ては、ダイヤモンドよりも

はるかに高価なものを持っていると言えます。

それはなんでしょうか?

 

「全く信頼できることを示すなら,あらゆる面で,

私たちの救い主である神の教えを飾ることになるでしょう」。

(テトス2:10)

 

ダイヤモンドよりもはるかに価値のあるものとは何でしょうか?

それは 神の教えです。

聖書の教えはダイヤモンドに勝るくらい美しいものです。

でも興味深いのは、ダイヤモンドと言っても

最初から綺麗なわけではありません。

ダイヤモンドの原石をご覧になったことがおありでしょうか?

黒い石にしか見えないかもしれませんが、

宝石の職人が長い時間を、時には1ヶ月以上時間をかけて、

少しずつカットして、 どこをカットしたら綺麗に見えるかと

調整して、最終的に綺麗なダイヤモンドになります。

では、私たちが持っている神の教えを

どのようにより綺麗にできるでしょうか?

それは神の教えを当てはめることによってそうできます。

 

でも、少し難しいと思える時があるかもしれません。

今から 私たちが神の教えを飾る7つの分野を考える時に、

もう自分はもう年だからとか、

自分はもう今更こう調整するのは難しい

と思える分野もあるかもしれないんですけれども

ぜひダイヤの原石が綺麗になった時のことをイメージしながら、

共にできる分野を考えてみましょう。

 

まず野外宣教の分野です。

家から家の奉仕とか、最近ではカジュアル奉仕とかは

公共エリアの奉仕とか非公式の証言とか、

いろんな分野で奉仕します。

奉仕の効果性をより一層向上させるように努力するならば、

神の教えをより輝かせていることになります。

最近「愛を込めて弟子を育てる」という冊子が出ました。

「自然に」というところで、

非公式の証言とかカジュアル奉仕をする時に、

証言したいと思って話しかけるんですけども、

「焦らない」ようにと言われてます。

聖書のことを話さないといけないとは考えないでください。

自然に、聖書の話題につなげられそうな

タイミングを待ちましょうと提案されています。

もしかすると、その1回目の話し合いの時には、

そのタイミングが来ないかもしれないので、

後日、さらに連絡を取る時に、

聖書の話をするタイミングがあるかもしれません。

https://www.jw.org/finder?wtlocale=J&docid=1102023302…

そういう点を意識していくならば、

いろんな方と良い関係を築いて、

もしかすると良い再訪問ができるようになり、

効果的に奉仕ができるようになるかもしれません。

 

2つ目は集会に出席することです。

自分たちのできる状況の中で最善を尽くして、

王国会館に集まったり、ズームで参加するというのは、

エホバの目から見て素晴らしいことです。

他の家族とか友人からも美しいものと映るかもしれません。

王国会館を定期的にメンテナンスすることがあるでしょうか。

そのメンテナンスに時間を取って、

綺麗に保つように努力するならば、

それも神の教えをより美しいものとしていることになります。

 

3つ目は仕事や学校という分野です。

学生さんであれば、学校に行って勉強します。

勤勉に、真面目に勉強に授業に取り組むでしょうか。

大人の方であれば、もしかすると同僚は仕事中に、

スマートフォンとか個人的なことを仕事中にするのが

当たり前の世の中になっているかもしれませんが、

そうした中でも、勤勉にそして礼儀正しく仕事に取り組むなら、

それは神の教えを飾っていることになります。

ベネズエラの王国会館に1通の手紙が届きました。

「当社は、貴宗教団体の方々につきまして、

責任感があり、正直であるという

大変良い評判を聞いております。

そのため、皆様にお願いすることにしました。

当社では、目下欠員が生じておりまして、

下記のポストで働く人を緊急に必要としております。

運転手1名、倉庫管理者1名 皆様または近隣の会衆の

どなたかをご紹介いただければ、大変幸いに存じます」。

そのオーナーは15年間エホバの証人を扱ってきて 、

エホバの証人の従業員はこれといった問題がなかったことを思い出して、

真面目で責任感があり、正直で勤勉な人だったので、

エホバの証人を雇いたかったのだそうです。

兄弟姉妹たちが職場で聖書の原則を当てはめているので、

そのようにしてエホバに賛美と栄光が帰されています。

 

4番目はエホバの証人ではない人たちに対する見方です。

親族あるいは友人はエホバの証人ではない方も大勢います。

私たちと異なる信条を持っている人たちに対して、

私たちどんな見方を持っているでしょうか?

見下げたりしていないでしょうか。

優越感を抱いてることはないでしょうか。

そういう気持ちが少しでもあると、

話す時に言葉にちょっと表れててしまったりして、

真理を魅力的なものにするのは難しくなってしまいます。

でも私たちが謙遜で、いつも敬意を払って家族や親族、

友達に接するならどうでしょうか?

もしかすると、

彼らも真理に関心を持つようになる時が来るかもしれませんね。

そのようにして、神の教えを魅力的なものにできます。

 

5つ目は身体的な清さを保つことです。

コリント第二 7:1には「体と精神のあらゆる汚れを除き去って

自分を清め」るようにとあります。

 

清さは真のクリスチャンに顕著に表れているものです。

それは 自分の住まいにも表れます。

豪華である必要はありませんが、

慎み深さや清潔さが表れているならば、

それは私たちが清さを保っている良い証となります。

車を持っている方は、

車の内外を綺麗にしているよう努力しているのも、

私たちの伝える音信から他の人が注意をそらされないために肝要なことです。

そのようにして、

身体的な清さに適切な注意を払っていきたいと思います。

 

6番目の分野は身だしなみです。

聖書の中では、

どんな服装をしなさいというリストのようなものはありません。

あるのは原則だけですね。

 

「神への専心を表明している女性にふさわしく,

善い行いによって身を飾ってください」。

(テモテ第一2:10)

 

昔の聖書では、神を崇めると言い表す人にふさわしくとあります。

これも個人的な分野ではあるのですが、

ぜひ注意を払いたい分野です。

 

7つ目の分野は娯楽です。

レクレーションを楽しむことがありますが、

どんなものを読みますか。どんな番組、映画を見ますか。

そしてどんな音楽を聞きますか。

この世の影響 に毒されたものを見てしまうならば、

それは神に栄光を帰すものとはなりません。

ですからこういう個人的な分野でも、

ぜひエホバに喜ばれるようなものを選びたいものです。

 

今日は7つの分野しか考えないですが、

他にもいろんな聖書の原則がありますので、

改善できる分野を調整していくことで、

それは神に栄光を帰すものとなります。

 

改善できる分野に気がついた時に、

取り組むことが難しいな、 ちょっとできるかなと思う方は、

ダイヤの原石を思い出してください。

宝石職人が時間をかけてカットしていった結果、

綺麗なダイヤモンドになります。

 

誰が見てもどんな人が見ても綺麗なダイヤモンド綺麗なを

欲しいなと思いませんか?

先ほどの7つの分野について改善を図っていくよう

努力したならば、周りの人たちは、

私たちの崇拝するエホバや聖書の教えに引き寄せられて、

このダイヤモンドのように、

エホバの証人になりたいな、聖書を勉強してみようかな

という気持ちになるに違いありません。

 

実際、そのように努力している兄弟姉妹たちは世界中にいます。

一例ですけれども、

フランスの警察組合のスポークスマンはこう言っています。

「エホバの証人は共和国の法律に従う市民です。

社会の秩序を脅かすことはありません。

よく働き、税を収め、国の経済発展に寄与し、

ボランティア活動も行っています。

様々な人種や背景の人たちが混ざり合い、

平和のうちに集まっているのは快い光景です。

もし皆がエホバの証人だったら、

私たち警察官は仕事がなくなるでしょう」。

 

ですから、ぜひ私たちは聖書の教え、聖書の原則を

当てはめるようこれからも努力していきたいと思います。

そうするなら、それを見た人たちは私たちだけではなく、

神に賛美や栄光を帰するようになります。

 

今日の主題にあった、

真のクリスチャンはどのように神の教えを飾るか、

その答えを私たちわかりましたので、

これからも真のクリスチャンとして光を輝かせ、

自分の行状と言葉によって

エホバに賛美を伝えるようにしてまいりましょう。

 

裏付けとなる聖書の言葉は、

nolog.link/s/8NU9hJ

からご覧になれます。