暗い道を一人で歩いていると、
心なしか不安や緊張を覚えることがあります。
後ろから足音がして、近づいて来ようものなら、
明るいところへ駆け込みたくなるかもしれません。
どうしてでしょうか?
暗いところは見えないからです。
危険が迫っていても見えません。
見えないというのは危険なので、
人間は本能的に暗い場所にいると警戒心が高まり、
早く抜け出したいと感じるわけです。
聖書のイザヤ書60章2節には、
「闇が地上を覆い,濃い暗がりが国々を包む」
と預言されています。
スケールの大きい闇です。
この言葉の文脈を見ると、
エホバを崇拝する人が増加することなど
現代に成就する預言が語られています。
(イザヤ60:22)
ですから、同じ60章に書いてある闇が地上を覆う
という預言も、現在成就していると考えることができます。
聖書の別の部分と比較するなら、
どういう闇のことを言っているのかが理解できます。
「彼らは思考が闇に覆われていて,
神による命から遠く離れています。
神について知ろうとせず,心が無感覚だからです。
道徳感覚がまひしていて,恥知らずな行いにふけり,
あらゆる汚れた事柄を貪欲なまでに行います」。
(エフェソス4:18,19)
思考が、頭の中が暗闇だと、先も結果も善し悪しも
見えないので、何でもしてしまいます。
これが悪いか良いかという判断ができないわけです。
バイトの求人があれば、闇バイトなのに分からず応募して
悪いことをして捕まってしまいます。
道徳感覚もライフスタイルも、自由でいいではないかと
結果を考えません。
こういう観点で考えると、
今の世界は暗闇にあるといえるのではないでしょうか。
大勢の人の思考が闇に覆われ、
正邪の感覚が麻痺しています。
闇の世にはどんな原因があるのでしょうか?
「私たちは…この闇の世の支配者たち,
天にいる邪悪な天使の勢力と戦っています」。
(エフェソス6:12)
邪悪な天使たちが世界を牛耳っているため、
この世界は闇に覆われているのです。
災害などによって高圧電線が損傷を受けて
発電所からの送電が切断されて大規模停電が起きると、
真っ暗になり不安になります。
でも、こういう闇が好きな人がいます。
悪いことをしても見えないので、悪い人は
こういう時を狙って盗みを働いたりします。
悪魔と邪悪な天使たちも、
暗い闇を利用して世界を牛耳り支配しています。
人類史のはじめアダムとエバがいた頃、エホバが光の源
となって真理のきらめきで世界は輝いていました。
悪魔がアダムとエバを誘惑して騙して、
エホバと人間の間の関係を遮断してしまいました。
神との関係がしっかりしていてこそ光を頂けたのが、
その関係がなくなってしまったので、
その光を見ることができなくなってしまいました。
悪魔はその状況を利用して人類を支配しており、
その支配下にある人達は、正しいことと悪いことが
見分けられなくなってしまっているのです。
停電が起きると、政府は復旧に向けてすぐに行動を起こします。
エホバも、闇の世界が現れた後すぐに行動を起こし、
復旧作業を始められました。
「女よ,立って,光を照らせ。あなたの光が来た。
エホバの栄光があなたの上に輝いている。
闇が地上を覆い,濃い暗がりが国々を包む。
しかし,エホバがあなたを照らし,
その栄光があなたの上に現れる」。
(イザヤ60:1,2)
光が来ます!女がエホバからの光を照らします。
文脈の14節を見ると「エホバの都市」と呼ばれていて、
4節を見ると、
この女には「息子たち」「娘たち」がいます。
この女とは、エホバの天的な組織、
天にいる天使たちのことを表しています。
妻が夫をしっかり支え忠実にサポートするように、
天にいる天使たちは、グループとしてエホバのことを
しっかりサポートします。
子供たちは、天に行く希望を持つ14万4千人です。
エホバは、
この闇の世から人類を救出するための経路を設けておられます。
それで自分たちが今、闇の世にいることを認識して、
そこから救い出していただくためには、
誰が光を持っているのか、
エホバからの光の経路となっているのか
見分ける必要があります!
是非王国会館へお越しになり、
エホバの証人がエホバを代表していて、
エホバからの光が彼らを通して暗い世にあって輝いているのか、
確認することをお勧めいたします。
https://apps.jw.org/ui/J/meeting-search.html#/dashboard
「光が世に来ているのに,人々は光ではなく闇を愛しました。
邪悪なことを行っていたからです。
悪を行っている人は,光を憎んで,光の所に来ません。
自分の行いが暴露されないようにするためです。
しかし,正しいことを行う人は光の所に来ます。
自分の行いが神の意志に沿っていることが
明らかになるようにするためです」。
(ヨハネ3:19-21)
闇の世から救出していただくためには、
光を見分けるだけではなくて、
その光のところに来る必要があります。
そして、闇を愛さないようにする必要もあります!
聖書の神からの光というのは、強烈な光真理の光ですから、
何が正しいか、間違っているか、容赦なく 照らし出します。
そうすると、私たちの欠点でとか、弱点とか、改善点を
否応なく照らし出します。
そんな時、聖書に蓋をして
何事もなかったかのような毎日の生活に戻りますか?
イエスは、そういう人を闇を愛する人だと言っています。
周囲の人はそうかもしれません。
自分のしたいように、好きなように生きればいい。
その方が自由で気楽です。闇ですから、何も見えないわけです。
そういうことに満足してる人も大勢いらっしゃいます。
そういう人は光のところには来ません。
あなたはどうですか?
多少心に痛みを覚えるとしても、
自分の欠点や改善点を正直に認めて、
喜んで自分を改善していこうとするでしょうか。
そういう人は、聖書で言う光のところに来る人です。
喜んで自分の 今の状況と、
なすべきことを神の意思と合わせる行動を取るでしょうか?
もしそうしているなら、
あなたは闇の世から救出される希望があります。
闇から救出されるために必要なのは、
「光の子供として歩」み続けることです。
光の子供であり続けるためには、「何をするにしても,
主に受け入れられることかどうかを確かめ」ることが必要です。
(エフェソス5:8-10)
まさに聖書は私たちの足元を照らすランプです。
(詩編119:105)
光の子供として歩むためには、
この懐中電灯を手放してはいけません。
私たちが闇の世にいるということを忘れないでください。
ずっと暗い場所にいます。
持っているだけでなくスイッチもつけておく必要があります。
そうすることで、あなたの安全は確保されます。
あなたは今、物事の 良し悪し、何が正しくて何が悪いか
判断できるかもしれません。それは素晴らしいことです。
でも、あなたが聖書を読むのをやめた瞬間にわからなくなり、
今日あなたはわかっていることが、
明日はわかっているかどうかはわかりません。
常に言葉に照らして、自分の足元を照らし、
聖書に導きを求め続ける限り、あなたは安心安全ですが、
もしこのスイッチを切れば、あなたは判断を誤る可能性も、
間違った決定を下す可能性もあります。
それで、光の子供として歩み続けるために、常に
聖書のアドバイスに照らして生活を行い続ける必要があります。
もしかしたら、学校の友達とか会社の同僚とか ご親戚の方たちは、
今まで通りの生き方の方が楽で楽しくていいよと言うかもしれません。
聖書のアドバイスに従って自分を改善していくのは
なかなか難しいかもしれません。
一般の人たちは、なんか気楽に生活してて羨ましいな
と感じるかもしれません。
では、どうすべきでしょうか?
ぜひ結果を見るようにいたしましょう。
聖書は預言で、闇の世から救出された人たちが
どんな世界で生活することになるかを述べています。
「誰もあなたの土地で暴力を耳にしなくなり,
あなたの境界内で破滅や滅びについて聞かなくなる。
あなたは自分の城壁を『救い』と呼び,
自分の門を『賛美』と呼ぶ。
太陽はもはやあなたにとって昼の光とはならず,
輝く月もあなたを照らすことはない。
エホバがあなたの永遠の光となり,
あなたの神があなたの美しさとなる。
あなたの太陽はもはや沈まず,
あなたの月は欠けない。
エホバがあなたのために永遠の光となり,
あなたの嘆きの日々は終わるのである」。
(イザヤ60:18-20)
この闇の世は間もなく終わることになります。
大患難が起こりますが、
エホバはご自分の民を保護することを約束しておられます。
そして私たちが暴力について耳にすることも、
破滅や滅びについて聞くこともなくなります。
エホバがあなたのための永遠の光となっていつまでも共に
いてくださるという保証の言葉も述べられています。
もしそこの場にいて、このエホバが本来目的としておられた
光り輝く世界がどんな世界なのか、それを目にしたいと、
もし願っておられるとするなら、
ぜひ今、行動を起こされてください。
この世界は深い暗闇にいますが、私たちには希望があります。
エホバから与えられる備え全てに対する
感謝と認識を深めながら聖書を学び続けるなら、
本当に素晴らしい将来が持ち構えています。
これからも光の子供として歩み続けるようにいたしましょう。
裏付けとなる聖書の言葉は、
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